魔界へ行ったよ⑩
見つかると殺されるかもしれない・・・
彼女の一番の不安でした
でも本当は
殺されても良いが痛いのは・・・
山の中で十分とはいえませんが食事と取ることと
祈ることが出来ました
たまに人恋しさのあまり集落が見下ろせる遠い場所から
眺めたりもしていました
いつまでも私や私たちは許されないのだろうか?
いつも疑問に思っていました
しかし特に大きな騒ぎもなく凡々と暮らしている
人達を遠目で眺めていると
自分が介入することで騒乱を起こすことを恐れました
集落と反対の丘の麓につくと塒(ねぐら)の山に静かに戻っていきました
今はそうでも必ず許される時が来る・・・
そんなことを思いながら・・・
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